テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

51 ラケットを投げて返球した場合(ブライアン兄弟は成功した!?)

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結論

ラケットを投げてボールを返球すると、失点します。

(ルールブック2019 18ぺージ)

 

解説①ルール

ラケットを投げて返球に成功しても失点となります。返球の際は必ずラケットを持っていなければいけません。返球後にラケットを離すことは問題ないです。

 

解説②ラケット投げ返球の歴史:昔は有効だった!?


Connors throwing racquet in the air and winning the point

ネットの情報なので真偽は曖昧ですが、このプレーからラケット投げの返球が禁止されたといわれています。

 

解説③実際の映像(疑惑の判定)


Bryan Brothers throw racket to win point

審判は「返球後にラケットを離した」と判定していますが、よーく見ると、マイク・ブライアンがラケットを投げて返球しています。本当は、ラケットを投げた側の失点ですね。

 

解説④セルフジャッジの場合

ルールブックには「ラケットを投げて返球すると失点」と記載されていますが、↑のダブルス動画のように際どい判定になった場合の処置はルールブックに記載されていません。

 

ここからは私の意見になりますが、私がロービングとしてこの場面に遭遇したら「ポイントのやり直し」にします。詳しくは⇓⇓の記事で述べた考え方と同じになるので、ご覧ください。

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 次回「ジョコビッチの激怒について解説(2020全豪)」

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