テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

94 なぜ廃止?遅刻によるペナルティ

個人的になぜ廃止にしたの?というルールがあります。

廃止になったルール

オーダーオブプレー(略してOP)に記載された試合時刻を、10分以上遅刻した場合のペナルティが廃止となりました。

 

ジュニア選手にとっては自分の前の試合が終わってから、自分の試合に10分以上遅刻した場合のペナルティとお伝えした方が馴染み深いと思います。

 

遅刻によるペナルティ

10分以上15分以内

対戦相手は時間通りコートに到着しているが、自分はOPに記載された時刻から10分以上15分以内で遅刻をした場合、

・トスの選択権が相手に与えられる

・1ゲームが相手に与えられる

というルールがありました。こちらが廃止されたのです。

 

15分以上の遅刻

こちらは今も昔も変わらず、失格となります。

 

廃止した理由

ITFに合わせたためです。10分以上15分以内のペナルティは日本独自のルールだったため、ITFに合わせたことで廃止されました。

 

時間短縮を求む

大会運営側にとって、OPの試合時刻から失格にするまで「15分」は長すぎます。特に全国につながる大規模なジュニア大会だと1日に100試合くらい運営する日もあります。そのような状況でゆったり試合に入られたら、試合が消化できないのです。

 

一般大会では

15分で失格になるルールはJTAルールなので、一般の大会では独自にルールを設けていることが多いです。私の経験では、前の試合が終わってから5分以内にコートに入らないと失格になるケースが多いです。

 

意外と多い失格

一般大会ではあまりありませんが、ジュニア大会ではOP通りコートに現れず、失格になるケースが割とあります。よく多いのは、

・コンビニに行っていた

・壁打ちをしていた

・こんなにすぐ試合が来るとは思わなかった

という言い分です。

 

必死に抗議されますが、対戦相手はきちんとコートに現れているし、大会が始まる前の諸注意で

「OPは選手自身で確認お願いします。イレギュラーな試合進行以外は本部から選手を呼び出すことはありません」

と言っているので、自業自得です。

※少なくとも、私は絶対言います。

 

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