テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

㊷大坂なおみのネット破壊について解説(2020全豪)

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2020年全豪オープンで大坂なおみに強烈サーブによってネットが破壊されました。

今回はその内容について解説します。

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ファーストサーブのフォルトでセンターベルトが外れた場合

解説①正しいルール

直ぐに正常なネットの高さに戻し、ファーストサーブから再開する

これはルールブックに記載されているため、セカンドサーブが打たれる前にネットの高さがおかしくなった場合はネットの高さを直ちに戻し、ファーストサーブから打ち直します。(ルールブック2019 57ページ参照)

 

解説②実際の例:大坂なおみのサーブ


Osaka breaks net | Australian Open 2020

 

解説③シングルススティックが外れた場合

ファーストサーブのフォルトによってシングルススティックが外れた場合も、「直ぐに正常なネットの高さに戻し、ファーストサーブから再開」します。

 

解説④実際の例

↓↓1:27~


Officiating - The Service

 

解説⑤レシーバーの場合

レシーバーがファーストサーブのフォルトをネットに返球した時に、シングルススティックやセンターベルトが外れた場合もファーストサーブから打ち直しとなります。

 

つまり、

「ファーストサーブとセカンドサーブの間にネットの高さが何らかの拍子でおかしくなった場合、直ぐにネットの高さを修正し、ファーストサーブから打ち直します。」

 

解説⑥セカンドサーブは無効

セカンドサーブのフォルトによってシングルススティックが倒れたり、センターベルトが外れた場合はそのままダブルフォールトで失点です。

 

解説⑦インプレー中の場合

インプレー中にセンターベルトが外れたり、シングルススティックが倒れたらレットをかけることができます。

 

解説は以上になります。

 

次回「レシーバーが構えていない状況でセカンドサーブが打たれたら?」

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