結論
トスの上げ直し回数に関するルールはありません。
つまり、トスの上げ直しは何回でも認められています。しかし、やり過ぎると警告を受けます。
解説①タイムバイオレーション
トスを何度も上げ直すと、ポイント間25秒をオーバーするのでタイムバイオレーションになります。しかし、セルフジャッジの試合ではボールボーイがおらず、ポイント間の時間を正確に計測できないため、トスの上げ直しによるタイムバイオレーションを取ることは厳しいです。
※セルフジャッジの場合、タイムバイオレーションに該当するかどうかはロービング判断です。
⇓2020年度より、ポイント間が25秒になりました。詳しくは下記の記事のご覧ください。また、タイムバイオレーションについても復習したい方は是非ご覧ください。
解説②コードバイオレーション
「故意にトスを上げ直して相手レシーバーの集中力を乱している 」とロービングが判断した場合、サーバーにはコードバイオレーションが科されます。
※セルフジャッジの場合、コードバイオレーションかどうかはロービング判断
解説③暗黙の了解
サービスのトスを上げて打たなかった場合、謝罪をするのが暗黙の了解とされています。ルールブックに「謝罪の必要有」と記載されているわけではないので、謝罪がない場合の罰則は何もありませんが、「すみません」と一声かけるのが無難です。
プロの事例
⇓2:48~サーブのトスによるトラブル
【テニス・和訳あり】試合中のハプニング! え?15-30の次が30-40!? (マレー・ソック・大坂・セリーナ・マッケンロー・アガシ)
審判からすると判断は激ムズ
トスの上げ直しが悪質な行為かどうかはロービングの判断に任せられているのですが、その判断は激ムズです。
例えば、トスの上げ直しに対して警告を与えた場合、
「風が強かったからサーブを止めた!」
「観客の動きが気になったからサーブを止めた!」
このように風や観客、騒音などどこまでを考慮するべきなのかどうかは、審判の判断なのです。しかし、その基準が曖昧のため、判断が難しいのです…
参考にすべき:ソフトテニスのルール
ソフトテニスのように
「トスを上げてからサーブを打たなかった場合はフォルト」
のルールを硬式テニスも取り入れたら良いのに、とよく思います。
もちろん、これはただの私の意見であり、賛否両論あることは重々承知しています。しかし、「トスの上げ直しによる悪用防止」という観点からみると、是非とも取り入れてほしいルールです。
その他のトスに関するルール
⇓下記の記事で解説しています。
・トスを上げた後、ラケットで掴んでも良いのか等
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次回:間違いルールを探してみよう
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