私は夏になると鼻血がよく出ます。
試合中に出ることも時々あり、鼻をすすりながら試合をしていました。笑
クイズ(試合中の鼻血)
「試合中に鼻血が出た場合の対処法を以下の選択肢から選んでください。」
1:プレーを直ぐに中断し、血が止まるまでプレーをしてはいけない
2:チェンジコートまではプレーを継続し、チェンジコートの間に治療する
3:鼻血で治療の時間を取ることはできない
正解
1:プレーを直ぐに中断し、血が止まるまでプレーをしてはいけない
解説①出血のルール
鼻血などの出血の場合はプレーを直ぐに中断し、メディカルタイムアウト(MTO)を取ることができます。ルール上、血が止まるまではプレーをしてはいけません。
解説②ゲーム途中の出血と治療時間
例え、15-15などのゲーム途中であっても、止血のためにプレーが中断されます。
しかし、永遠に治療をしても良いわけではなく、出血によるMTOの最大時間は5分です。
※5分は治療を開始した時間から計測されます。
※MTOを取りたい場合はロービングに伝えましょう。
ちなみにロービングに申告すれば、コート外で治療することも可能です。
解説③試合中の出血の例
※血が苦手な方は再生をお止め下さい。
Youzhny reacts badly to losing point - hits his racquet against his head | Miami Open 2008
解説④怪我と出血のMTOの違い
出血以外の通常のMTO(怪我など)に関するルールは下記の通りです。
・治療時間最大3分
・チェンジコートやセット間のみ使用可能
・1部位につき1度だけ使うことができます。
しかし、出血のMTOは最大5分まで治療時間が認められています。
解説⑤鼻血の再発
治療後に鼻血などの出血が再発してしまった場合は、ポイント間やチェンジコートの時間を使って治療するしかありません。
※止血するまではプレー不可
つまり、ポイント間20秒やチェンジコート90秒の間に治療をしなければなりません。これらの時間内に止血するのは実質不可能なので、止血できるまではこれらの時間が経過毎にタイムバイオレーション(1回目警告、2回目以降失点)です。
ちなみにコート内に血が落ちた場合は、血を清掃しないとプレーしてはいけません。
解説⑤よくある意見:非情なルール
「再発した出血の治療をしてるのに警告や失点は非情すぎる!!!」
という感想も多くあります。しかし、そうしないと悪用されてしまうので時間や回数制限があります。
例えば、「本当はすでに血が止まっている」にも関わらず、体力回復のために必要以上に時間や回数を使うなどの悪用が起こってしまいます。
解説⑥一般の大会では適用されない可能性
上記のルールはJTAルールですので、一般の大会では大会運営側の判断によって
「鼻血は止まるまで待ってあげましょう」
となるかもしれません。
試合中に出血しても自分で治療できるように備えておきましょう。
次回「ダブルスではサーブの順番を変えても良いときがある!?」
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