本日はセルフジャッジの試合中、チャンスボール時に他のコートからボールが転がってきた場合の解説です!
[rakuten:himaraya:10417562:detail]
【チャンスボール時に、ボールが転がってきたらレットをかけても良い?】
画像のようにスマッシュを打とうとしてる時に🎾が侵入してきたケースをご想像ください。
答え
※広告の下にあります。
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[rakuten:tennis24:10053868:detail]
「チャンスボールでも相手がボールを打つ前であれば、他のコートからボールが転がってきてもレットをかけることは可能です。」
解説
チャンスボールでもレットが認められる理由は、チャンスボールでも100%決まるとは限らないからです。
つまり、インプレー中にボールなどの物体がコート内に侵入してきた場合と同様、プレーが妨害されたとしてレットをかけることができます。
チャンスボール時に妨害のあった例①
Cat invades tennis court, nearly gets hit! | Rome 2018
ボールではなく猫が侵入してきましたが、チャンスボール時でもレットが認められます。笑
チャンスボール時に妨害のあった例②
French Open 2011 - Andy Murray Vs Viktor Troicki, Ball boy Incident
このような明らかなチャンスボールでもレットは可能です。
※個人的にマレーがポイントを相手に譲っても良かったと思いますが…
注意事項:ボールが進入してきた位置
仮に、相手がネット付近でスマッシュを打つ前に相手コート側のベースライン後方にボールが転がってきても、レットをかけることは可能です。
なぜなら、他のコートから ボールが転がってくるということは、プレーの妨害にあたります。この妨害は物理的な妨害だけでなく、視覚的な妨害も含まれます。
つまり、相手コート側のベースライン後方にボールが転がってきた場合は視覚的な妨害をされたとして、自分もレットをかけることが可能です。
※ボールが他のコートから侵入してきた時、相手の立ち位置は関係なくレットをかけれます。
【上級者向けクイズ】
【レットをかけるタイミングがウイニングショットを打つ前か、打った後で揉めた場合はどうなる?】
例
AとBがシングルスの試合をしています。
Aはスマッシュをオープンコートに決めましたが、Bはスマッシュを打つ前に他のコートからボールが転がってきたので、「レット」をかけたと主張。
要点
・Aはレットと言われる前にスマッシュを決めたと主張
・Bはスマッシュが打たれる前にレットをコールしたと主張
さあどうなると思います?
正解
レット
解説①ロービングの解釈
カウントと似たような扱いです。レットをかける権利が両方のプレーヤーにある中で意見が食い違う場合は、片方の意見だけを尊重するわけにはいきません。
カウントも食い違う場合はそれを省いてプレーを再開しますので、それと似たような扱いです。
※ルールブックにこのケースが明記されているわけではないので、ロービング判断になります。ITF公認審判に確認したところ、上記の理由でレットになると説明されました。
※今回解説したルールは2019年度のJTAルールです。2020年度から変更される可能性も0ではありません。また、一部ローカルルールで適用されないケースもあります。必ず大会前に地元のテニス協会に確認してください。
解説②レットをかけるタイミング
説明した通り、他のコートから自分たちのコートにボールが転がってきたらレットをかけることは可能です。
どれだけ相手のチャンスボールでも、そのボールを相手が打つ前であればレットのコールは可能です。しかし、自分がレットをかける前に相手の打った打球が、明らかなウイニングショットだった場合はレットが認められません。
※ウイニングショット…明らかに決まるショット
もう一度言います。
相手が打つ前であれば、他のコートからボールが転がってきた時にレットをかけても大丈夫です。
※恐らく「チャンスボールだったからレットは無効」とかなんとかかんとか言われると思いますが、「ルール上問題はありません」とはっきり言いましょう。
次回「他のコートからボールが転がってきた。自分たちのコートにどれくらいまで転がってきたらレットをかけて良いの?」
[rakuten:book:14657800:detail]
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