- クイズ(カウントの食い違い)
- 解説:実際の例
- カウントの食い違いでの注意事項
- カウントの食い違いによって発生するケース
- 大切なこと
- 次回「チャンスボールの時に他のコートからボールが転がってきたらレットは可能か?」
クイズ(カウントの食い違い)
セルフジャッジの試合中に互いの主張するカウントが食い違った場合、どうすれば良いでしょうか?
答えは紹介記事の下⇓⇓
よくある答え
答え:お互いが覚えているスコアまで戻って再開する
と答えた方は惜しいです!!!
正解ですが、完全正解には微妙に足りません。
もう一言加えて欲しいです!
完全正解
⇓⇓
※正解は広告の下にあります。
・「お互いが覚えているスコアまで戻る」
・「お互いが覚えているポイントを足す」
こちらがルール上の正しい処置となります。
ここまで答えられる方はなかなかいないので、正解した方は素晴らしいです!
解説:実際の例
例①正しい対処法
・Aの主張「40-15」
・Bの主張「30-30」
スコアが食い違い発生
①まずは覚えているカウントまで話し合う
⇒「15-15」まではお互い覚えていることが確認できた。
②それ以降に互いが合意できるポイントを足す
・カウントで揉める直前のポイントはAが取った。それは確実に互いに覚えている。
→15-15にAが取った直前のポイントを足す。
A 30-15 Bから再開します。
※はっきりと自分の取ったポイントを覚えていても、相手が納得しなければカウントに足すことができません。
ちなみにカウントはわからないけど、お互いが取ったポイントがわかるならそれを足したスコアから再開するケースもあります。
例②覚えているポイントだけ足すケース
両選手ともに完全にカウントを忘れて場合は下記のように行います。
AB「カウントを完全に忘れてしまった…」
A「今俺ボレーで決めた」
B「最初は俺がスマッシュ決めたな」
→お互いそれで納得できたら覚えているポイントを足した15-15から再開
例③ゲームカウントの食い違い
ゲームカウントの食い違いも同じ方法で対応します。互いの主張するゲームカウントが違う時も、ポイントの食い違いと同様に行います。
・「お互いが覚えているゲームまで戻る」
・「お互いが覚えているゲームを足す」
自分がはっきりと取得したゲームを覚えていても相手が納得しなければ、省くしかありません。
※サーブは順番通り行います。2ゲーム連続で同じ人がサーブはしません。
カウントの食い違いでの注意事項
サーブのサイド
・カウントに遵守
最初の場合(例①)は40-15か30-30で揉めた結果、30-15から再開になりました。サーブサイドは順番的にデュースサイドから打つ場合でもカウントに順守し、アドサイド(右利きで言うバックサイド)から打ちます。
カウントで揉める直前のポイントをアドサイドからプレーしていた場合は、2ポイント連続でアドサイドからサーブを打つことになりますが、これは仕方ありません。
このようにテニスは必ずスコアに準じたサイドからプレーを再開します。
ゲームカウントの場合は要注意
サーブは順番通り行います。2ゲーム連続で同じ人がサーブはしません。
例えば、
A(サーブ)「ゲームカウント5-2だ!」
B(レシーブ)「違う!ゲームカウント4-3だ!」
で食い違いが起こったとします。
話し合いの結果、ゲームカウント3-3から開始することになった。
本来、ゲームカウント3-3であればBのサーブですが、そうすると2ゲーム連続でBのサービスとなってしまいます。
そのため、サーブは順番通りAのサーブから再開します。
カウントの食い違いによって発生するケース
コート外にいる人がカウントを言ってくる
コート外の人が「40-15だよ!」とか助言するケースを見かけますが、例えそのスコアが合っていても、コート内のプレーヤー同士が納得しなければプレーヤー同士で話し合ったスコアから再開します。
※お互いの選手が納得すればコート外からの助言を参考にしてスコアを計算しても大丈夫ですが、基本的にコート外からの助言はルール上NGです。
絶対うちの子のスコアが正しい!ビデオ撮っているから見てよ!!
ジュニアの大会で親御さんから言われました。しかし、ビデオ撮っていようが、カウントが食い違ったらコート内の選手とロービングだけで話し合う必要があります。
大切なこと
「カウント忘れるならサーブを打つ前に大きな声でカウントを言いましょう」
これはマナーではなく、選手の義務です。
アウトやカウントを言わない危険についてはこちら⇓⇓
次回「チャンスボールの時に他のコートからボールが転がってきたらレットは可能か?」
[rakuten:bookfan:11739778:detail]
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