「ダブルスのインプレー中、ペアへ声掛けをすると失点ですか?」と質問があったので、解説します。
以前、似たような解説をしたことがあるので、そちらも御覧ください。
質問:ダブルスのインプレー中の声出し
「ダブルスのインプレー中、自分が打ってから相手が打つまでの間に声を出すと失点と聞いたのですが、これは本当ですか?」
詳細:ペアへの声掛け
詳細を聞くと、「ダブルスのインプレー中、自分が打ってから相手が打つまでの間に『ロブ上げたよ』などの声でも自分たち出すと妨害行為で失点になるのかどうか」ということです。
結論:常識の範囲内なら問題なし
「ロブ上げたよ」などはペアに対する声掛けなので、相手プレーへの故意の妨害(ヒンダランス)と判断するのは難しいです。そのため、ロブを打ったタイミングでペアに聞こえる普通の声で「ロブ上げたよ」と声に出すのは問題ありません。
解説①ショットの際の声はどうなる?
もし「ロブ上げたよ」などの普通の声が妨害行為になると主張するなら、女子テニス選手のショット時に出す雄叫びはどうなるのでしょうか?
相手が打つ際まで声を出しているので、「ロブ上げたよ」が妨害行為になるなら、その何倍も大きな声を出しているショットの際も雄叫びも妨害行為になるはずです。
要は「試合中に出る自然な声は常識の範囲なら仕方ない」ということですね。
解説②やり過ぎ厳禁:ペアへの声掛け
常識の範囲ならOKと言いましたが、だからと言って何でもかんでもインプレー中に叫んで良いわけではなく、ルール違反(妨害行為)に該当する可能性もあります。
それは相手が打つ際に超大きな声で「ストレートケア!!」などと叫ぶことです。これはペアへの声掛けとも言えますが、さすがに限度を超えているので「ヒンダランス」に該当する可能性が高いです。詳細は下記の記事を御覧ください。
解説③やり過ぎ厳禁:ショットの際の雄叫び
下記動画の場合、「相手が打つ時まで故意に声を伸ばして妨害している」と判定されました。ショットの際に叫ぶのは自由ですが、やり過ぎると故意の妨害(ヒンダランス)で失点です。
解説④セルフジャッジ:ロービング判断
セルフジャッジの試合でヒンダランスかどうか揉めた場合、ロービング判断となります。その他のヒンダランスの説明は下記の記事をご覧ください。
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