携帯電話がポイント中に鳴った場合のルールを解説します!
↓↓前回記事を読んでいない方は先に前回記事を読むことを推奨します。
携帯電話が鳴った場合
【もしポイント中に携帯電話がなったら、携帯を鳴らした方は失点するのかどうか】
↓↓動画で状況を確認したい方は0:40~
7 Weird Tennis Rules - Do You Know Them?
結論
自動的に失点かどうかはロービング判断!!
この動画では携帯が鳴ると失点と解説されていますが、JTAルールブックにはそのような記載はありません。
【動画の説明文】
If a player's phone rings while a point is in progress, he/she automatically foreits the point.
【Google翻訳】
「ポイントの進行中にプレーヤーの電話が鳴った場合、プレーヤーは自動的にポイントを没収します。」
解説①JTAルールブック
JTAルールブックに記載されているのは、下記の内容です。
「偶発的に携帯電話が鳴った場合は、電源を切るか、マナーモードに再設定し、プレーの妨げにならないようにする。」
罰則などは記載されていません。そのため、もしこの件で揉めた場合は、恒例のロービング判断になるので、ここから先は私の意見を述べます。
※セルフジャッジで起こったことを前提として解説します。
解説②ヒンダランス
ポイント中に携帯が鳴った場合、選手が「レット」か「ヒンダランス」をコールすればポイントのやり直しとします。なぜなら、携帯音によってプレーを妨害されているからです。
つまり、ヒンダランス(妨害)に該当しているということになります。ヒンダランスは故意に行った場合は失点、無意識の場合はレット(ポイントやり直し)になります。
携帯電話の着信音は故意に鳴らしているわけではないので、無意識のヒンダランスに該当し、ポイントのやり直しになるということです。
↓↓「ヒンダランスって何だっけ?」と思った方は下記の記事参照
注意事項
自分からレットをかけることは無効
自分の携帯の着信音が鳴り、自分でレットをかけることはできません。なぜなら、自分がピンチになった場合、友人から電話をかけてもらって着信音を鳴らし、レットをかけるという悪用を防ぐためです。
ポイント終了後の抗議は無効
ポイント終了後の抗議は一切無効です。携帯の着信音による妨害を主張したければ、ポイント中に「レット」か「ヒンダランス」をコールしましょう。
2回目以降は失点
無意識の妨害行為でも、2回目以降の妨害は失点となります。
妨害(落とし物を含む)の2回目以降の失点については⇓⇓の記事で解説しています。
現実的に考えて
着信音が鳴った場合、対戦相手の携帯なのか観客の携帯なのかはわからないと思います。もし対戦相手の携帯が鳴ったと思ってプレーを止めたが、それが観客の携帯だった場合、プレーを止めた方が失点します。なぜなら、コート外からの音はルール上、レットをコールすることができないからです。
※一部例外があります。↓↓詳しくは下記の記事で解説しています。
何で動画では失点と言っているの?
私もわかりません。
私はJTAルールに基づいて解説しましたが、動画の作成主が何に基づいたのかは不明です。
プロの試合でも起こる
↓↓試合中に携帯が鳴った様子です。
Karen Khachanov answers a phone call during a tennis match - Braunschweig ATP Challenger 2016
バナークリックのお願い
⇓良ければバナーのクリックお願いします!
1人1日1回クリック可能です。
実はバナーをクリックするだけでブログの順位があがるのです。笑
次回:なぜ廃止?遅刻によるペナルティ
おすすめ記事
THANK YOU FOR READING.
⇓⇓是非読者登録、またはSNSでの拡散お願いします。