「カモン!」と叫ぶ際には注意点があります!
結論
「ポイントが決まっていない状態=相手が返球しようとしている瞬間」に自分が決まったと思って「カモン!」と叫ぶのは自分の失点となる行為です。
解説①ヒンダランス
相手が打つ時に大声を出すことはヒンダランスという反則が適用されます。
※ヒンダランスがわからない方は⇓⇓参照
解説②プロの試合から学ぶヒンダランス
「カモン」が失点になる非常に良い勉強動画があったので、2つの動画をご覧ください。
フォアが決まったと思って「カモン」
↓↓4:45~からご覧ください。
Sam Stosur VS Serena Williams Highlight 2011 F
サーブが決まったと思って「カモン」
Serena Williams Hindrance (Final) - Australian Open 2015
どちらも相手が打とうとしている時に、セレナが「カモン!」と叫んでいるので、相手のプレーを妨害しているとみなされています。
解説③よくある主張
「妨害するつもりでカモン!と叫んだわけではないから問題ない」と主張する方もいます。
しかし、問題なのは「相手が打つ時に大きな声で叫ぶことです。もし相手が打つ時に「カモン!」と叫ぶことが合法になってしまうと、相手が打つ時にわざと大きな声で叫んでプレーを妨害することが良いことになってしまいます。
そのような悪用防止のためにもこのようなルールがあるのです。
このルールは知られていないことが多いので、もし大会で揉めることがあったらこの動画を相手に見せた方が早いかもしれないですね。笑
解説④プレーを直ぐに止めること
相手が決まったと思って「カモン!」と叫んだにも関わらず、自分が返球に成功したらプレーを直ぐに止めて「ヒンダランス」とコールしましょう!
ポイント終了後の抗議は無効です。つまり、ヒンダランスをコールせずにプレーを継続した場合、このヒンダランスがなかったことになります。つまり、最終的にポイントを取った選手のポイントです。
※ちなみに「カモン!」じゃなくても相手が打つ時に大きく叫ぶことがNGです。
→どれくらいの声量が妨害になるかは明記されていないので、セルフジャッジで揉めた場合はロービング判断になります。
解説⑤明らかなウイニングショットの場合
例えば、相手の逆をついてオープンコートに打った時に叫んだ場合、この叫びは相手のプレーに何も影響していません。そのため、このような明らかに決まるケースはポイントが決まる前に叫んでも大丈夫です。
解説⑤自分が打つ時に自分が叫ぶ場合
例↓↓
Ashleigh Barty v Aryna Sabalenka (annoying grunts)
このように自分が打つ時に叫ぶことは基本的に問題ありません。しかし、その叫び声が長すぎる場合はヒンダランスを取られるケースもあります。
例↓
Robin Haase loses point for hindrance in hilarious fashion during the Prostejov Challenger
これは叫び声が長すぎるのでヒンダランスを取られました。相手が打つ時まで叫び続けると、このようにヒンダランスになるケースが高いです。
※声や状況にも大きさにもよる。
まとめ
「相手が打つ時に故意に大声を出して妨害をしてはいけない」
他のトッププロのルール問題⇓
次回「フォルトのボールが風で足元に転がってきたらレットかけて良いの?」
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