テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

71 インプレー中にボールが転がってきたら自分でレットかけて下さい!!

本日は再び愚痴シリーズです。最近、愚痴シリーズが多いですが、ストレスがたまっているわけではありません。笑

まずは確認:インプレー中にボールが侵入

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インプレー中に他のコートからボールが転がってきた場合は、レットをコールすることでポイントのやり直しになります。これはチャンスボール時に転がってきても可能です。

詳しくは下記の記事で解説しています⇓⇓

aaatennisrule.hatenadiary.jp

 

解説①ジュニア選手への認知度は低め

一般大会ではこのルールがかなり認知されているのですが、ジュニア大会、特に低年齢カテゴリーでは全く認知されていないと感じます。

 

解説②基本的にロービングからレットはかけない

選手の足元に他のコートからのボールが転がってきたらさすがに危ないので、ロービングからレットをコールすることはあります。しかし、それ以外はクレームが来る可能性があるので、ロービングからレットはコールしません。

 

解説③選手からのクレーム

ロービングからボールが転がってきたことによるレットを一方的にコールした場合、選手や保護者からクレームが来る可能性があります⇓⇓

 

クレームの例

選手

「せっかくラリーの展開に持ち込んだのに、何でレットかけるんですか!」

 

保護者

「うちの子がチャンスだったのに!」

 

このようなクレームが来るので、インプレー中にボールが転がってきても基本的にレットはコールしません。選手に任せます。

 

解説④結局クレーム

レットをコールしなくても結局クレームが来ます。ジュニア大会では特に保護者からロービングアンパイアに対してクレームが来ます。

「なんで他のコートからボールが転がってきているのにロービングはレットかけないんですか!!うちの子がポイント取られたじゃないですか!!」

 

結局クレームがきます。泣 

 

解説⑤ルールの再確認

セルフジャッジのインプレー中に他のコートからボールが転がってきたら、レットをコールすることでポイントやり直しになります。なぜなら、これはボールの侵入によってプレーの妨害をされているからです。しかし、選手が「妨害された」と思わなければ、レットをコールしなくても良いのです。

 

つまり、インプレー中に他のコートからボールが転がってきたけど選手がレットをかけないということは、ロービングからすると選手が妨害と感じていないという認識です。選手が妨害と感じていない状況で基本的にわざわざロービングが「レット」をかけないということです。 

 

まとめ:伝えたいこと

結局何が伝えたいかと言いますと、

・インプレー中にボールが侵入してきた場合の「レットのコール」ができるように、指導者の方々はジュニア選手へのご指導願います。

・ロービングからレットをかけることは基本的にありません。

 ということを伝えたい記事でした。

 

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