大会運営や一般大会への参戦を通じて気掛かりな点があります。
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フットフォールト多すぎませんか?
ラインを軽く踏む程度なら誰にでもやってしまうかもしれませんが、ひどい方だとコートの中を数歩歩いてサーブを打つ方もいます。
解説①一般大会のフットフォールト事情
ごく少数であれば大会運営側も苦労しないのですが、皆さんが想像しているよりもフットフォールトが多いです。多すぎて大会運営側も取り締まれないのが現状です。
解説②逆ギレ
ロービングが一方的にフットフォールトを取ると、
「他にもたくさんフットフォールトをやっている選手がいるのに何で私だけ取るんだ!」
と逆ギレされます。
スピード違反を取り締まって「何で俺だけ逮捕するんだよ!俺よりひどいやつは他にもいるだろ!」と逆ギレされる警察の気持ちがわかります。笑
解説③基本的に選手から申告が必要
対戦相手の「フットフォールトを見てください」という要望がない限り、基本的にロービングもフットフォールトは取りません。
解説④効果的なロービングを呼ぶタイミング
ちなみに私の対戦相手がひどいフットフォールトをしてくる場合、試合の終盤でロービングを呼びます。試合終盤の緊迫した場面でフットフォールトを指摘される方がきついからです。
我ながら性格の悪い方法だと思いますが、私はルールの範囲内で対応していることをお忘れなく。
解説⑤ロービングがいない場合
セルフジャッジの試合中でフットフォールトを判定できる権利はロービングだけです。そのため、ロービングが呼べない大会では、「フットフォールトし過ぎですよ」と自分で直接相手にけん制を与えておくくらいしかできません。
トッププロのフットフォールト事情
プロでもよくフットフォールトをしています。しかし、フットフォールトを判定すると、ほとんど抗議をされます。「私は普段の練習からフットフォールトをしていないからするはずない!」と言われるのですが、フットフォールトしてるかどうかなんて自分ではわかるはずがありませんよね…
ちなみに2020年から開催されたATPカップでは、フットフォールトに対してもチャレンジを使えるようになりました。自分がフットフォールトと判定された場合、映像判定で確認できます。
解説⑥フットフォールトチャレンジ
This is an #ATPCup first!@David__Goffin tests out the foot fault VR (video review) in #Sydney. Agree to disagree 🙃 pic.twitter.com/o81FrtsqAr
— ATPCup (@ATPCup) 2020年1月3日
このチャレンジではラインを踏んでいると見なされ、フットフォールトでした。
解説⑦フットフォールトの正しい判定方法1
フットフォールトはサーブを打ち終わった後にコールします。よくラインを踏んだ瞬間に「フットフォールト」とコールすることが正しいと思っている方がいますが、これは間違いです。
解説⑧フットフォールトの正しい判定方法2
サーブを打つ前に「フットフォールト」とコールしてしまうと、サーブを打つことを辞めてしまう可能性があるからです。
もしサーブを打つ前に審判がフットフォールトをコールすると、サーバーはモーションを「妨害」されているため、ファーストサーブから打ち直しとなります。
解説⑨トッププロも知らない
Nick Kyrgios and umpire James Keothavong have comical exchange | Wimbledon 2018
キリオスがフットフォールトを取られた後の審判との会話(たぶん合ってるはず…)
⬇︎⬇︎⬇︎
キリオス「What!? After I hit it?]
何!?俺が打った後(にフットフォールトのコールしたのか)?
キリオス「How was possible?」
そんなこと可能なのか?
主審「That is what he has to do.」
それは彼がやらなければならないことなんだ。
主審「He can't call before it.」
彼(線審)は(サーブを)打つ前に(フットフォールトを)コールできない。
このようにトッププロでも知らないケースがあります。
個人的な意見としては、フットフォールトの判定がゆるくなると真面目にルールを守ってる人が損をするので、一般でもプロの大会でも厳しくしてほしいですね。
次回「レシーバ―パートナーがサービスコートに足を入れて良いの?前編」
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