テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

97 ルール改正:トイレットブレーク編

トイレットブレークに関して、2020年度から一部改正があったので解説します。

改正(削除)内容:青文字部分

2020年度からJTAルールに記載されたトイレットブレークの説明内容が一部改正(削除)されました。↓↓削除部分(青文字)

 

「状態が深刻であるとアンパイアが判断した時は、(当該選手のサービスゲームの前に)トイレットブレークを緊急措置として認める。」

 

この【(当該選手のサービスゲームの前に)】という文字が2020年度より削除されたのです。

 

曖昧へと進むトイレットブレーク

2018年度は明確だった

2018年度JTAルールブックでは、8ゲームズプロセットまたは1セットマッチの場合のトイレットブレークについて、

「緊急時に限り当該選手のサービスゲームの前に限り、1回使用可能」

というルールがありました。

 

つまり、以前は1セットマッチでトイレットブレークに行くタイミングや使用頻度も明記されていたのです。

しかし、なんとこれらが削除されてしまいました。

 

つまり、1セットマッチではどうなる?

大会運営現場の判断になります。

またまた出ましたね。この現場での判断パターン。

というわけでここからは私の解釈を述べます。

 

1セットマッチでトイレに行きたくなった場合

緊急事態と運営側が判断した場合は試合中であろうが、1回だけトイレを認めます。

それが例え、30-15のような中途半端な場面でもです。

 

理由①「サービスゲームの前」が削除

30-15のような中途半端なスコアでもトイレットブレークを認める理由は、「当該選手のサービスゲームの前」という説明が削除されたからです。

具体的に、以前は「当該選手のサービスゲームの前」という記載がであったので、1セットマッチのトイレットブレークは「当該選手のサービスゲームの前」であれば、可能でした。

しかし、その説明が削除されたので、30-15のような中途半端なスコアでもトイレットブレークは認めるということです。

 

理由②:常識の範囲で考えて

1セットマッチのトイレットブレークに関する回数はルールブックから説明が削除されました。しかし、3セットマッチでは1回だけルールで認められているトイレットブレークの回数を1セットマッチで2,3回認めるのはおかしな話です。そのため、常識で考えて1回だけ認めます。

 

渾身の力作が無駄に…

以前1セットマッチのトイレットブレークについて解説しました。

我ながら渾身の力作でしたが、今回のルール改正で半分くらい無駄になってしまいました…泣泣泣泣

 

しかし、

・トイレットブレークの回数を使い切った後にトイレに行った場合

・無断でトイレに行った場合の罰則

などは現在でも共通のルールなので、是非読んでみてください。↓↓

aaatennisrule.hatenadiary.jp

 

注意点

今回も一部私の解釈を述べました。そのため、大会によって判断が異なる場合もあります。

 

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