実は8ゲームマッチ廃止が進まれています。
ショートセットの普及
最近、JOPや大学テニス界では8ゲームマッチよりもショート3セットマッチが採用されています。
・8ゲームマッチ
→8ゲーム(ゲームカウントで8-8でタイブレーク)先取の1セットマッチ。
・ショート3セットマッチ
→4ゲーム先取(ゲームカウント4-4でタイブレーク)の3セットマッチ。ファイナルセットは大会によって10ポイントタイブレーク。
解説①ショートセットの例
※左下のゲームカウントに注目
#イチオシ #ルーキー対決【2019夏関/SF】松田康希(関大) vs 大植駿(関大) 2019関西学生テニス選手権 男子シングルス 準決勝
関西学生テニス連盟では猛暑の影響でショートセットを採用しました。また、関東学生では、1次予選を8ゲームからショートセットに変更しています。
解説②ショートセットが普及している理由1
テニスはセットを取り合う戦い方が大事
ジュニアやベテランの上位、プロの大会は3セットマッチが基本となります。また、四大大会の男子では5セットマッチが採用されています。つまり、テニスのトップを目指す以上、最終的に「セットを取り合う」という試合方式になります。そのため、8ゲームという1セットを長く戦う方式よりもセットを取り合う戦い方を浸透させるため、ショート3セットの普及が始まっているのです。
解説③ショートセットが普及している理由2
8ゲーム独自の戦い方になってしまう
3セットマッチであれば「セットを捨てて調整に使う」、「ボールチェンジの直後は反発が良いから攻撃的に戦う」という戦略も使えますが、8ゲームでは使えません。しかも、ボールチェンジのない8ゲームマッチでは終盤になると空気圧が減ってしまい、シコラー有利の試合になってしまいます。
※シコラー…自分から攻めずに相手のボールをひたすら返し続ける選手
こうした理由があり、世界的にも8ゲームマッチの廃止が進められているのです。
解説④今後の一般の大会に影響
一般選手には関係のない話と思われたかもしれませんが、一般の大会では8ゲームマッチを採用しているところもあります。今後、その大会では「1セットマッチ」か「ショートセット」が主流になっていくかもしれません。
※一般の大会はJTAルールという公式ルールを採用する決まりはないので、ローカルルールとして8ゲームを継続する可能性もあります。
解説⑤大会運営側の本音
ショート3セットは試合時間が長いので、1セットマッチを主流にしてほしいです…笑
次回:コードバイオレーション特集
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