本日はコードバイオレーションについて特集します!
そもそもコードバイオレーションとは
ルールブックにはコードオブコンダクト(Code of Conduct)というルールが定められいます。 これは直訳すると、「(道徳的な)行為の規則」です。これに違反(violation)するため、コードバイオレーションと呼ばれています。
※コードオブコンダクトを簡単に述べると、「スポーツマンシップや道徳に準じて行動しましょう!」という規則です。
解説①コードバイオレーションが科されるとどうなるのか
1回目:警告
2回目:ポイントペナルティ
3回目:ゲームペナルティ
3回目以降:審判が失格を協議
※悪質な場合は1回目から失格になります。
ポイントペナルティ、ゲームペナルティについては下記の記事で解説しています。
解説②テニスラケットを壊す
「道具の乱用」というコードオブコンダクトに明らかに該当するため、コードバイオレーションが科されます。また、ラケットを投げることも警告の対象です。
Angry Tennis Players Smashing Rackets!!!
解説③ボールの乱用&身体への危害
Denis Shapovalov hits chair umpire in the face and gets disqualified || DAVIS CUP 2017 ||
怒りを込めてボールをコート外へ打ち出したり、地面に叩きつけるとコードバイオレーションとなります。また、身体への危害も同様です。
動画ではシャポバロフ(左利き)がボールをコート外へ打とうとした結果、最悪なことに審判に直撃してしまいました。この結果、即失格となりました。仮に誰にもボールが当たっていない場合でも、警告が科される可能性が高いです。
解説④コードバイオレーションの例:発言内容
↓↓1:40~ 侮辱的発言
Zverev calls umpire a f*cking moron
審判に対して日本語で言う「ばか」のような発言をしたことで、コードバイオレーションとなりました。抗議は選手の権利ですが、言葉の内容には気を付ける必要があります。
解説⑤施設または設備の損傷&身体への危害
David Nalbandian kicks Linesman in Queens Final - What a Shame!
会場内の設備を破壊することもコードバイオレーションとなります。動画では審判を流血させるほど身体的な危害も加えているので、失格当然の行為です。
解説⑥無気力プレー
やる気のない無気力プレーもコードバイオレーションの対象行為となります。
こちらは下記の記事で解説しました↓↓
解説⑦5分間で3度もコードバイオレーション!?
気性の荒さで有名なJerzy Janowicz選手がやらかした試合です。↓↓
Jerzy Janowicz suffers a game penalty vs Shapovalov, three code violations in a blink
観客の声に対する抗議、ボール乱用、侮辱発言と立て続けにコードバイオレーションを起こした珍しいケースです。
解説⑧セルフジャッジの大会の場合
セルフジャッジの場合、コードバイオレーションを科す権利は選手にありません。そのため、対戦相手に上記のような不適切発言、行動があればロービングを呼ぶ必要があります。
解説⑨団体戦はトラブルが多い
試合が盛り上がってくると、応援も過激になる時があります。しかし、応援者による対戦相手への侮辱的な発言、態度、味方へのコーチングも試合をしている選手へのコードバイオレーションとなります。この場合、不適切な応援をした側の選手にコードバイオレーションが科せられます。aaatennisrule.hatenadiary.jp
次回:新企画!練習メニュー紹介編
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