トッププロのルール解説編かと思いきや、シングルスを愛する一般選手にも関係のあるルール解説をします。
四大大会のシングルスネットを見比べてみよう
まずは下記の画像のネットの横幅を比べてみてください。
※□で囲んだ部分
四大大会のシングルスの方が横に短いことが確認できます。
我々一般選手に馴染みの深いのは、シングルススティックを立てるタイプのネットです。
ネットが短い理由【ボケ】
・ポール(ネットの端に設置されている鉄柱)回しを起こりやすくして盛り上げるため
※ポール回し⇓⇓
ATP Tennis - Top 10 Most Incredible Around the Net Shots
ではありません!!!笑
関西人特有のボケなのか、私の周りでこのように答える方が多いです。笑
ネットが短い本当の理由
四大大会のシングルスネットが
シングルスでの正式なネットの長さ
だからです。
※シングルススティックとポールの間のネットはシングルスにおいては障害物扱いです。
解説①ネットだけどネットじゃない
シングルスをする時、シングルススティックとポールの間のネットはネットではないのです。
審判台やベンチと同じ障害物扱いとなるのです。
※シングルススティックはネットに含みます。
※ダブルスでは、ポールもネットに含みます。
解説②打球が当たった場合
シングルススティックとポールの間のネット(下記画像参照)に打球が当たり、相手コートに入っても失点となります。
解説③シングルススティックとポールの間に当たって入った実際の例
Cuevas won it (info - @luizhmendess)(🎥@TennisTV ) pic.twitter.com/cn1ZzXOJe2
— doublefault28 (@doublefault28) 2020年2月7日
先ほども述べた通り、シングルススティックとポールの間のネットはネットではありません。
つまり、審判台やベンチなどの障害物にあたって相手コートに返ったと同じ扱いになるため、失点となるのです。
※シングルススティックはネット扱いのため、シングルススティックに当たって相手コートに入った場合は有効です。
解説④シングルスポールに当たって入った実際の例
一般の大会では通常シングルススティックが設置されています。このケースではポールに当たって相手コートに入っていますが、シングルススティックに当たって入ったことと違いはありません。
解説⑤タッチネット
シングルススティックとポールの間のネットは、インプレー中に触っても「タッチネット」にならないのです。
なぜなら、こちらも先ほど説明した通り、シングルススティックとポールの間のネットはベンチなどと同じ障害物だからです。
※タッチネット…インプレー中に身体やラケットがネットに触れると失点。
次回「ダブルスでボールから遠い方がジャッジして良いの?」
おすすめ記事
THANK YOU FOR READING.
⇓⇓是非読者登録、またはSNSでの拡散お願いします。