テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

66 ポール(鉄柱)に当たって相手コートに入った場合

本日はポール(ネットの端の鉄柱)にボールが当たった場合の正しいルールを紹介します。ちなみに、ルール上はネットポストと呼ぶのが正しいのですが、今回はポールと呼びます!実はダブルスとシングルス、ラリー中とサーブではルールが違うのです!

まずは復習:ネットだけどネットじゃない

シングルスの場合、「シングルススティックとポール(鉄柱)の間はネットではないということをご存知ですか?

初耳の方はまず⇓の記事をご覧ください。

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ラリー中の場合

解説①ダブルス

ポール(鉄柱)の先端に当たった場合はプレー続行となります。なぜなら、ポール(鉄柱)はネットの一部だからです。つまり、ネットに当たって入ったコードボールと同じと同じ扱いになります。

※ポール(鉄柱)とネットに隙間があり、ポールの内側に当たって相手コートに入った場合は失点です。あくまでもポール(鉄柱)の先端に当たって入った場合が有効です。

 

実際の例

1:36~⇓ダブルス


Challenger Blooper Reel 2019 | ATP

解説②シングルス

シングルスの場合はシングルススティックを立てる場合、シングルススティックがない場合で注意が必要です。

 

シングルススティックを立てる場合

一般選手に馴染みのあるシングルススティックを立てる場合、インプレー中にポール(鉄柱)に当たって相手コートに入っても失点です。なぜなら、冒頭の復習記事内で述べた通り、ポール(鉄柱)の部分はネットではないからです。

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実際の例

シングルススティックがない場合

四大大会などのトッププロの試合ではシングルススティックがある場所にポール(鉄柱)があります。この場合はプレー続行です。

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実際の例⇓


www.youtube.com

解説③サーブの場合

サーブの場合はポール(鉄柱)に当たって入った場合はフォールトとなります。

※シングルスの場合はシングルススティックに当たってサーブが入ってもフォールト。

(ルールブック2019 19ページ)

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解説④ITF公認審判による説明

「サーブが鉄柱に当たって入った場合はフォールト」の理由は、ルールブックに書いていません。

そこで国際テニス連盟公認審判にこの理由を聞いたところ、「ポール(鉄柱)に当たらなければ明らかにフォールト」だからです。つまり、ポール(鉄柱)に向かっている状態からサービスコートに曲がって入ることは不可能であるため、サーブがポール(鉄柱)に当たった場合はフォールトにしているということでした。

 

解説は以上になります。

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次回:インプレー中にボールがパンクした場合

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