テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

⑭1/2インプレー中の落とし物

落とし物のルールついては、誤解されている選手が多いのでこの機会に是非理解を深めてください。

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結論①インプレー中の落とし物

 

インプレー中に自分が落とし物(帽子やボールなど)をした場合、対戦相手は「レット」をコールすることができます。つまり、ポイントのやり直しとなります。 

 

結論②落とし主はレットをコールできない

「インプレー中、自分が帽子を落とした場合、自分はレットはコールできません

 

解説①落とし物のルール

落とし物をしたプレーヤー自身がレットをコールすることができない」

という内容がルールブックに記載されているからです。

 

解説②悪用帽子

相手がチャンスの時に「わざと自分で帽子などを落として、自分でレットをかける」という悪用を防ぐためです。

→自分で落とし物をして自分がレットをかけても、相手がレットを認めたら問題ありません。 

 

解説③相手が認めたら良い

↓39:26〜で画面奥の選手がポケットのボールを落とし、自分でプレーを止めています。しかし、画面手前の選手が納得しているので、ポイントやり直しとなります。 

 


www.youtube.com

 

 

 

解説④落とし物に該当する物

インプレー中に落とし物として、よく考えられるケースは下記のようなものがあります。

※落とし物=インプレー中に落としたらレットが認められるもの

 

・振動止め

・ラケット

・テニスシューズ(インプレー中に脱げたシューズ)

・帽子

・ポケットに入れてるボール

 

上記の中から落とし物に該当するのは

「帽子」「ポケットに入れてるボール」

です!

 

解説⑤落とし物になりそうでならない物

 

ラケットを落としたり、シューズが脱げても落としものになりません。 

 

「でも相手がラケット落としたり、テニスシューズとか脱げてそのままプレーされたら気になりませんか?」

ってたまに言われるんですけど、それは妨害というより自分が有利になるからレットは認めていないそうです。

 

参考動画(英語)

⇓⇓⇓

3:30~


Officiating - Hinderance

(英語)

When the player drops his racket during the point, it is normally an advantage to his opponent so we don’t consider it a hindrance.

 

「選手がポイント中にラケットを落とした時、通常は相手への有利となる。だから、ヒンダランスと考えない。」

 

長くなってしまったので、次回に後編を述べます!⇓⇓

 

本日のまとめ

「落とし物をしたプレーヤー自身がレットをコールすることができない」

 

次回「インプレー中の落とし物~後編~落とし物を2回したら失点?」

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