テニスセルフジャッジ超解説

日本テニス協会公認審判員がルールを解説してきます。

115 フェアプレー:ポイントの譲渡orやり直し

お久しぶりです。

投稿どころか、久々にブログにログインしました…笑

 

2021年1発目は心が和む平和な記事を投稿します!

フェアプレー①ポイントの譲渡

審判が対戦相手の打球を「アウト」とコールしたとします。しかし、ポイントの譲渡が認められているため、自分が主審に「インだった」と申告すれば相手にポイントを渡すことができます。

 

フォールト判定をイン

⬇2:00〜
Nicest Sportsmanship Moments 😊: ONLY IN TENNIS VOL.10

 

線審はフォールトと判定しましたが、レシーバーはインと認めたため、サービスエースとなりました。

 

フェアプレー②ポイントリプレイ

・ノットアップ


2015 Miami Open: Fantastic sportsmanship by Stan Wawrinka v Adrian Mannarino

 

主審がノットアップ(ツーバウンド)をコールしましたが、ワウリンカは「ノットアップではなかった」と主張したため、ポイントのやり直しになりました。圧倒的なチャンスの状況だったにも関わらず、ポイントのやり直しを認めたワウリンカのスポーツマンシップは素晴らしいですね!

 

・タッチ

⬇1:40〜


女子ダブルスネットプレー&フェアプレー

 

動画のアングルからではわかりやすいですが、主審が「タッチ」と誤審をしてしまいました。しかし、対戦相手は「タッチではなかった」と認め、ポイントのやり直しになっています。

 

主審のアングルからではボールとラケットの距離感がわかりずらいため、起こったしまったミスですね。

 

フェアプレー③レアケース

ソックのチャンレンジ


Jack Sock's brilliant bit of sportsmanship

 

レシーバーのソック選手がサーブのフォールトコールに対して、サーバーにチャレンジをすすめるというレアケースです!

 

セルフジャッジの場合

・迷ったら相手に有利な判定

下記の5原則でも記載されている通り、「判定が難しい場合は相手に有利な判定」をしましょう!

f:id:aaatennis:20210126124040p:plain

 

私が遭遇したフェアプレー

ポイントやり直し

私がサーブを打った時、勝手にフォールトと思ってしまったので相手のリターンを返球しませんでした。すると、相手から

「サーブ入ってますよ。でも変な感じなのでやり直しましょう。」

と言ってやり直しにしていただきました。  

 

冷静に考えると、これは100%私が悪いですね…笑

しかし、相手の親切さに甘えてしまいました(*ノω・*)テヘ

 

自らアウト申告

私がインプレー中にコートで転けてしまい、対戦相手の打球を見失ってアウトかインかわかりませんでした。そのため、「イン」と判定しようとしたのですが、対戦相手は

「大丈夫ですか?怪我がなくて良かったです。ちなみに私の打球はアウトでした。」

と自ら申告してくれました。

 

これも相手の親切さに甘えてしまいました(*ノω・*)テヘ

 

これらのフェアプレーを経験すると気持ち良いですね!

 

イモラーには注意

しかし、残念ながらインをアウトとコールするイモラーも存在します。

下記の記事では過激なイモラー対策を紹介していますので、良ければご覧ください。

aaatennisrule.hatenadiary.jp

 

まとめ 

本来ならばこのような平和な記事を投稿したいのですが、セルフジャッジというテニス独特のルールが存在する以上、争いは避けられません。

大会で上位を目指すには、「心技体」にルール知識が必要不可欠ですので、ルール普及のために頑張ります。

 

 

aaatennisrule.hatenadiary.jp

 

aaatennisrule.hatenadiary.jp

 

aaatennisrule.hatenadiary.jp

 

THANK YOU FOR READING.

⇓⇓是非読者登録、またはSNSでの拡散お願いします。


テニスランキング

にほんブログ村 テニスブログへ
にほんブログ村