本日は試合中のシューズの破損について解説します!
試合中に靴紐が切れた場合のルール
会場内に予備がある場合、コート外へ直ぐに取りに行くことができる。
解説①予備を取りに行く
靴紐が切れたり、シューズが破損した場合は会場内に予備がある場合のみ、コート外へ予備を取りに行くことができます。
解説②用具の不具合
コート外へ取りに行くことができる理由は、「用具の不具合による交換」(ルールブック2019 53ページ)がルールで認められているからです。これはコンタクトレンズやメガネも同様です。
↓↓ コンタクトやメガネの紛失や破損は以前解説
解説③ロービングに申告
コート外へ行くときはロービングに声をかける必要があります。ロービングがいない大会では、対戦相手と大会本部にシューズの予備を取りに行くことを伝えましょう。
解説④実際の例:ナダルvs錦織
12:50~↓↓
Rafael Nadal vs Kei Nishikori - Australian Open 2014 Highlights R4 part1 【HD】
ナダルの靴紐が切れてしまったため、ゲーム中(0-15)ですが、コート外へ予備を取りに行っています。
解説⑤実際の例:靴底はがれた事件
Rubin Breaks Shoe At 2018 Citi Open In Washington, D.C.
解説⑥一般大会やジュニア大会での現実問題
一般やジュニア選手の場合、シューズの予備を会場内に持って来ているケースは少ないでしょう。その場合、会場にいる人からシューズを借りてください。一緒に大会に出ている友人や知人から借りることをオススメします。
「友人のシューズは予備として認めて良いの?」と思われるかもしれませんが、ルールブックには「人からシューズを借りることを禁止する」と記載されていません。例え禁止だったとしても、「友人のシューズは、自分が貸したままになっていた自分の予備のシューズです」とか言われたら誰にも真偽はわかりません。
解説⑦その他の細かいルール
・インプレー中にシューズが破損したことによるレットはコールできない
→インプレー中にシューズが破損した場合、プレーを継続する必要がある
・大会会場外にある自宅には取りにいくことができない
・シューズが滑るなどの理由でコート外へ予備のシューズを取りに行くことはできない。破損した場合のみです。
おまけ:靴紐の予備は大切
「試合中に紐が切れたり、シューズが破損することなんてない」と思うでしょう。私もそう思っていましたが、試合中に靴紐がほどけてしまい、そのほどけた紐を踏んだことで紐がちぎれました。笑
それ以来、ラケットバッグに予備を入れています!
解説は以上です。
次回「アレーコートからサーブしても良い?」
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